看護部

看護部長より

 こんにちは。看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
看護部長の鳴田慶紀と申します。
早いもので、新病院も平成30年2月の開設以来5年目を迎えようとしています。
新病院のコンセプトとして、“地域に拓かれた精神病院”を掲げてオープンいたしましたが、ちょうど2年を経過した頃に新型コロナ感染症が猛威を振るい始め、社会活動の縮小と同時に、病院も平時とは異なる運営を余儀なくされています。
当院も平成29年から、国が提唱している「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の中で、医療機関としてできる地域包括は何か?を問い続けています。その答えはまだ出きってはいませんが、今できる事として、「訪問看護」でできる限り患者さんが地域で生活できる時間を長くする。「ACT(包括型地域生活支援プログラム)」により、地域生活における緊急事象に即応する。「公開講座」や「広報誌」で、“精神医療の今”を伝え、精神を患う患者さんへの理解を深めていただく。また、病院敷地内の芝生広場や売店等を一般の方々に利用していただく事により、地域に溶け込んだ精神病院を目指す。という事から始めています。まだコロナ禍ではありますがこれらの事を粛々と行い、今以上にできることを一つ一つ増やしていきたいと思っております。
当院は公立の病院です。昭和7年の開設以来90年の歴史ある病院でもあります。その名と歴史に恥じぬよう、今後も政策的な医療への協力、先進的な医療、精神科救急医療を患者さんを中心として行っていくことは勿論のこと、医学研究や医療者への教育にも力を注ぎ、働くものにとってもやり甲斐があり、働きやすい職場をつくっていきたいと思っています。
最後に、我々看護部は、患者さんの人権とプライバシーに配慮しながら、患者さんの治ろうとする力に働きかけ、その人らしい生活ができるように支援することを方針とし日々頑張り続けます。患者さんから選ばれる病院を目指したいと思っています。

看護部長 鳴田慶紀