看護部

看護部長より

 2024年4月より、看護部長を拝命いたしました則竹真生子と申します。

 愛知県精神医療センターは、昭和7年に開設し、昭和53年に全面改築、そして、平成30年に再び全面改築が行われました。建物、病院名、人だけでなく、時世に合わせて当センターの精神科医療も変化してきています。当センターのホームページ「愛知県精神医療センター歩み」からも、精神科医療の変貌がお分かりいただけるのではないでしょうか。
 精神科医療は、新しい治療や地域の支援体制の整備が進み、「入院医療中心から地域生活中心へ」と移行しています。当センターでも地域医療連携室を設置して、地域との連携強化を図っています。当センターの職員は、患者様が地域で安心して生活できるように、地域生活を視野に入れた支援を行うように努めております。もちろん、看護師も同じで、日常生活の支援だけでなく、地域ケア会議、訪問看護と地域連携を積極的に行っています。また、出前講座、広報活動など、地域に向けた取り組みも行っています。
 令和6年度は、精神保健福祉法の改正、診療報酬の改定がありました。これは再び、精神医療の変革期を迎えたといえます。そして、今まで以上に高い水準の精神科医療が期待されているということだと考えています。看護師に求められることも多くあります。看護部の理念は「専門性を活かした質の高い看護を提供し、精神的健康について援助を必要としている人の自立を支援します」です。看護部では患者様とご家族が安心できるように、専門性を活かした質の高い看護を全力で行える看護師の育成に、より一層取り組んでまいります。

看護部長

(認定看護管理者)

則竹 真生子