精神科救急医療
当院は、精神科救急医療として、主に以下の対応を行っています。
- 愛知県精神科救急医療システムへの協力
- 応急入院
- 措置入院
- 精神科医療が必要な、不法滞在などの外国人の入院治療
1. 愛知県精神科救急医療システムへの協力
愛知県及び名古屋市は、精神科救急医療事業を一般社団法人愛知県精神科病院協会に委託しています。この精神科救急医療事業は、愛知県を3ブロック(尾張地域と名古屋市北部、知多半島と名古屋市南部、東西三河)に区分し、輪番にて各精神科病院が担っています。当センターにおいても、当番病院や後方支援病院の役割を果たしております。
精神科救急情報センター TEL:052-681-9900(愛知県)精神科救急医療システムの窓口です365日24時間対応 |
2. 応急入院
家族と連絡のつかない方、身元の分からない方について、24時間応急入院(精神保健福祉法第33条の6による入院)に対応しています。
3. 措置入院
医療及び保護のために入院させなければ自傷他害のおそれがあると認められた精神障害者を、都道府県知事または政令指定都市の市長の権限で入院させる措置入院(精神保健福祉法第29条)に対応しています。
4. 精神科医療が必要な、不法滞在などの外国人の入院治療
不法滞在など非定住外国人が精神障害となり、入院が必要となった場合、健康保険がないとか生活保護を受けられないという問題があるため、愛知県では当院が主に対応しております。
このようなケースでは医療費の支払いが受けられないため、精神症状が軽減したところで、出入国在留管理庁などと協力して、早期に帰国できるよう援助しています。
定住外国人で、医療保護入院などが可能な場合には、各精神病院で対応しております。