精神医療センターは、精神保健福祉法の理念に基づき精神障害者の人権を尊重し、県立の基幹病院として精神科救急や難治症例に対応するとともに、先進的な治療から社会復帰支援、さらには再発予防に至るまで一貫した精神科医療を提供します。
さらに、心の健康に関して保健、医療、福祉にまたがる中核施設として関係機関との連携を図り、県民の皆様の心の健康づくりを支援します。また、関係スタッフの教育、研修や臨床研究にも取り組んでいます。
1 精神医療センターのサービス内容等は次のとおりです
(1)外来
- 一般外来として月曜日から金曜日まで次により診療受付をします。
初診の方9:00~11:00、13:00~15:00
再来の方9:00~11:00 - 予約制で診療を行います。
診療待ち時間は約30分ですが、診療の状況により延びることがあります。 - 就労や就学のため、昼間受診できない方には、夜間外来があります。(予約制)
(受付時間:火曜日の午後5時から午後7時まで) - 中学生以上を対象に、児童思春期専門外来があります。(予約制)
- 物忘れなどの自他覚症状のある方に、物忘れ専門外来があります。(予約制・木曜日)
- 発達障害の診断を希望される成人の方で、ご本人が受診できる方に、成人発達障害専門外来があります。(予約制)
(2)入院
- 入院に際しては、入院治療計画書に基づき治療を行います。
- 入院と同時にリハビリテーション計画を作成し、早期退院、社会復帰を目指します。
- 医師、看護師、作業療法士、臨床心理士、精神保健福祉士などの専門スタッフは相互に密接な連携をとり必要な治療の提供とともに、社会復帰を支援します。
- 対人関係技能の獲得及び向上を目標に、生活技能訓練(SST)を実施します。
- 病棟では、家族懇談会を開催し集団又は個別の相談、家族の交流等を行います。
- 家族への心理教育的アプローチとして「家族のための勉強会」を開催し、家族の心理的ストレスの減少や再発の減少を目指す活動を進めます。
- 一般的治療のほかに、陶芸作業、ヨガ教室、音楽療法、農耕園芸作業など作業療法としての多彩な治療プログラムを提供します。
(3)地域支援
- 退院後に在宅での生活を支援するために、要望により訪問看護を行います。
- デイケアセンターでは、地域の患者様のために昼間の生活の場や仲間づくりの諸活動を行い、自立や社会参加を支援します。また、単身の方の生活を支援するため、火曜日にはナイトケア(午後4時から午後8時まで)を行います。
(4)救急時
- 休日夜間の救急時には、愛知県の精神科救急医療体制の当番病院及び後方支援病院があります。精神医療センターも、当番病院及び後方支援病院として協力しています。
- 身元が不明の方で、直ちに医療、保護が必要な場合には、72時間を限度として応急入院を実施します。
(5)その他
- 西棟1階に売店及びカフェを開設しています。明るいカフェスペースはどなたでもご利用いただけます。
- 外来者用の駐車場はございますが、夜間の駐車はできません。
2 精神医療センターのサービスに対するご意見、ご要望へは次の方法でおこたえします
- ご意見、ご要望は、職員へお申し付けください。また、電話、ファックス、手紙等でもお受けします。
- いただいたご意見、ご要望で改善できるものは速やかに対処します。
3 精神医療センターから県民の皆様へ次のご協力をお願いします
- 初診の方は原則かかりつけの医療機関の紹介状をご持参ください。
- 再診の方で予約以外で診療を希望される場合は、あらかじめ電話等で主治医と相談し、受診日時を打ち合わせの上お越しください。
4 精神医療センターへの連絡先は次のとおりです
住所 : 〒464-0031名古屋市千種区徳川山町4-1-7
電話 : 052-763-1511
FAX : 052-763-2519